政局が終わるとニコニコ動画が危ない

最近の生放送の盛況振りを見ていると、そんな気がしてくる。
なんだかんだで政党にも利用されてきたから存在価値を認められてきたと言えるだろうけど、そうなったら最近赤字決算な既得権益がうっちゃりを狙ってくるんではなかろうかと。
今回の選挙は人気投票というか不人気投票なんじゃないかと思っているからいろんな手段でアピールして無党派層や無関心層を選挙に行かせることが必要だけど、選挙終わっちゃうといいたい放題なメディアよりもコントロールが効くメディアにいい顔をするんじゃないかと。放送法ってこの辺カバーしてたっけ?
まあ、ニコ動には所謂報道っぽいものは少ないけど、ネタ番組でテレビ局が視聴率取れなくて青息吐息になると国民目線の番組を作られて困っちゃうかもしれないという陰謀論だけどw
素人をいじれば、あるいは馬鹿を見せればウケるということを明らかにしたのはテレビ局で、馬鹿をするには後先を考える必要の無い素人のほうが面白いことが出来るということを明らかにしたのがニコニコ動画である、なんて考えるとテレビが相対的につまらなくなるのも当然。
視聴者の目を肥やして「やっぱりプロの作るものは面白いな」というように思わせることを怠っていたツケが回ってきたともいえるのだけど、原因を単にテレビ局の怠慢に求めるのは違うかもしれない。とにかく視聴率だけを求めるスポンサーとか。企業がテレビに金を出すのは本来広告枠を取るためではなく、文化のスポンサーであることのアピールに存在価値を置かなければならないところであると思うけれども、内容に口を出すのは不祥事くらいのもので。
そういう状況を、政治向きの力でひっくり返そうとするならば、放送だから云々にかこつけてニコニコ動画やそれに類するものの力を制限すればよい、という方向に考えが向いたらうざったいよな。