「あきらめたら試合終了」が示していること

試合は、いつか、終わる。果たして、終わらせないようにはできるのだろうか。

「あきらめたらそこで試合終了ですよ」。それは、つまり、リアルに負けるな、シミュレーションではなく現実を生きよ、といっているのである。そう考えると、いっそう含蓄が深い名言だと思う。

http://d.hatena.ne.jp/kaien/20091120/p1

スポーツの試合はわりかし簡単なんだよね。勝敗は明らかで、試合が続いているかどうかも明らか。アメフトを見るとそれがはっきりとわかる。1回の攻撃において許される時間=潰せる時間が残りのタイムを上回ることで、結果として試合時間が残っても実質試合終了になるのだ。アメリカ的スポーツであるバスケも似たようなものだけど、アメフトみたいな攻守交替(厳密に言うと守備が点を入れることは可能だが)もないのでまだ可能性がなくはない。
スラムダンクにおける安西先生は少なくとも途中まではレフリーの役割を果たしてくれていた。つまり、まだ、試合終了ではないことを明確にしてくれていた。
人生における導き手の存在が、そこにはある。