言葉

「脱成長」とは何か軽く調べてみた

細川「元首相」都知事候補が「脱成長」と演説して話題です。はじめて聞いたな脱成長。検索してみると…意外と使われていて本まで出ていますな…21世紀初頭にフランスの思想家が提唱している。デクロワサンス(Decroisance)。〈脱成長〉は、世界を変えられるか…

「反」差別という言葉がすべてを台無しにしているような気がする

差別をしませんよ、という表明は素晴らしいし、世の中そうあるべきと主張することも素晴らしいことだと思う。それでもなお、なんかちょっと奥歯に物が挟まっちゃうよなあ的なもどかしさを感じるのは、その運動が他の何かを排除するように見受けられる行動を…

「自戒を込めて」と「サンドバック宣言」の決定的な違いについて

もう参照するのもアレなイケなんとかさんがまたしてもアレでブーメランなことを言っているので考えてみる。 人はいつまでも成長し続けなければならないと思うんだよね。孔子じゃないけど「三十にして立ち、四十にして惑わず」くらいまではやはり意識しないと…

「汚名挽回」を誤用認定したのは誰か

僕らの年代でちょっとそっち方面にかぶれた事がある人は大抵田中芳樹の小説をリアルタイムに読んでいて、当時は銀英伝が完結していたからアルスラーン戦記と創竜伝がそれだったんだよね。どっちも続いているけど終わってない。というか、一体いつになったら…

順番と考え方

これを読んでうーんってなってしまった。 ……とも思うんだけど、だからと言って、3 と 5 を逆にしたら × になる理由としては弱いような気がする。九九の表を見れば、3 x 5 = 5 x 3 には簡単に気がついてしまうし。 http://d.hatena.ne.jp/TsumuRi/20101115/p1…

「あきらめたら試合終了」が示していること

試合は、いつか、終わる。果たして、終わらせないようにはできるのだろうか。 「あきらめたらそこで試合終了ですよ」。それは、つまり、リアルに負けるな、シミュレーションではなく現実を生きよ、といっているのである。そう考えると、いっそう含蓄が深い名…

衒学的な威嚇

エントリ全体の趣旨に賛同するわけではありませんが、この言葉がツボにはまったので紹介しておきます。 その唐突さに違和感を表明する者に対して衒学的な威嚇を行い http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/20080807/p1 衒学的な威嚇。京極夏彦的な目くらましから前提…

想像力についていくつか

人の気持ちを読む際の想像力ってのは多分に勝手読みの原因なんだよね。もちろん、相手の気持ちを斟酌しないよりはしたほうがよりよいコミュニケーションをとることはできるだろう。けれども、想像というものは所詮自分の枠の中にしか及ばないものであるから…

原稿に振り仮名振ってあげようよ

まあちょっと間違えたら「アナウンサーにあるまじき」無教養と言われてしまうのはずーっと晒され続けるアナウンサーにはなかなか酷な話です。振り仮名振ってあれば解決すると思うんだけど、ダメなのかなあ。 敵役(かたきやく)を「てきやく」って読んじゃうく…

古代オリエントは場所か

もともとの内容とは全然関係ないんだけど、ブクマコメをみてちょっと考えてしまった。 FTTH # |ω・)…… 「狛犬さんはもともと古代オリエント出身」K.D.オリエントは場所なのか(ぉ はてなブックマーク - 「ネコなのに犬扱いされた」狛犬さん涙の訴訟─ネット…

文法的にどうとか

こっちの文章は文法的にはこう読むしかないけど、こっちのはそう読むのは無理だって言う人は、「My解釈が正しい」って言いたいだけで、どこがどう文法的に正しかったり間違っていたりするかってことには言及しないことが多いよね。 というか、小説においては…

日本語の進化について

ちょっと面白かったのでエントリたてて自己流解釈 ・そこの公園で子供が遊んでいる ・そこのクラブで彼女が踊っている ・そこのコンビニでおでんが売っている ・そこの畑でキュウリがなっている ・そこの校庭で桜が咲いている ・そこの河川敷で花火大会が開…

論理的に正しくない文章

まずはこれを。 ムチンはブタやウシなどの口や鼻、胃腸などの粘液にも含まれ、現在はそれらから製造されているが、未知の感染症などの心配がある。 クラゲ由来のムチンは、そのような問題は今のところ見つかっておらず、 http://www.asahi.com/science/updat…

放った言葉は意思を持たない

放たれた言葉は自らは意思を持たず、ただ力のみが存在する。力の責任の所在は自覚はどうあれ放った本人にある。人の目に触れる前になかったことに出来なければ、もはや過去を取り戻すことは出来ない。 言葉が持つ力は本来の意図とは必ずしも一致せず、また万…

罵倒や揶揄に順序もレベルもへったくれもあるものか!

罵倒や揶揄やその他の明らかなネガティブワードには相対性はない。絶対的なものだ。そこに相対性を認めるとしたら、それは発した側の評価ではなく、受け取った側の評価であり、発するほうがそこにはじめから相対的な価値を置くこと自体がナンセンスであると…