「無料」ゲームを無料ということに何か問題あんの?

僕たちが、ただでテレビ番組(某協会を除く)を見れているのは、真にそれがただだからではなく、CMによって購買欲を刺激され、買ってしまうことの効果を十分に支払っているからだ、と考えると、世の中に無料なんてものが存在するのかどうかよくわからなくなってくるんだけどね。

グリーによると、全国的にテレビCMを変更したのは今月に入ってから。プレー開始時には利用料がかからないが、進めていくうちに有料の道具(アイテム)などが登場するゲームについて順次、「無料です」という音声をなくしている。それ以外のゲームのCMでは、これまで通り「無料」音声を流している。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101221/crm1012210829002-n1.htm

携帯ゲームのこの手のことに問題があるとしたら、判断力のない子供に決済の権限のある端末を持たせる、ということのみであって、それ自体はキャリア側が決済制限をするなど、もうちょっと強制的な手段で解決できるんじゃなかろうかと思うんだけどね。

コンビニ業界やパチンコ業界の暗部をタブー視するように、マスメディアはこの問題を積極的に取り上げることはできないのです。
なぜか。
テレビCM、特にスポット広告(番組の間に流される短いコマーシャル)の出稿が好調なのをモバイルゲーム各社のCMが支えているからです。

携帯ゲーム業界の深刻な問題を積極的に報道できないマスメディア (1/2)

そんな大層なことをいう必要もなく、大人が大人の財布の中でゲームに金を使うことは全然問題ないだろうと思う。子供の問題は何とかするとして、大人が金を使うものについてCMに金が流れるのは、既存の経済のしくみとして至極当然であり真っ当なことなんではないかなあ。
それとも、「日本人はバカで踊らされやすいからこんなのはダメだ」と言いたいのかなあ。それは大人に対してちょっとなんだよね。仮にゲームに金を使うことが馬鹿な行為であるとしても、それはバカであることを本人が選択した結果であり、それでビジネスが回っているのであればよいんじゃないかなあ。