ネタの消費期限切れとその後の対応について

一昔前に一世を風靡した、「紹介するための10」というネタがある。
ネタは増田の記事のこれ→アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本
なんとも言えない、上から目線的な文章、それでいてマニアックな部分には妥協しないこだわり、少し世間からずれた感覚のわざとらしい提示などいわゆるテンプレ要素満載。こういうテンプレは、時としてマニアックな自分の趣味をわざと厭味ったらしく紹介する、でもそもそも同好の士にしか通用しない、逆に言うと知っている人が見るとクスっと笑ってしまうような、そういうネタとして面白がられていろんな人が便乗ネタを作るものです。
僕も御多分にもれず、こういうネタを作った。
フルバンオタが非オタの彼女にフルバン世界を軽く紹介するための10枚 - novtan別館
いやあ、いま読んでも恥ずかしくなっちゃうくらいのエントリなので、ネタとしては成功している部類でしょう。見事にブクマでもそっち系が趣味にある人を釣り上げています(もちろんネタとして楽しんでいる的に)
ところが、4年経った今…こんな指摘をされてしまいました…

そうだよね…元のテンプレが最初に出た時の指摘にも似ているような気がするけど、ネタという文脈を共有しないでこれを見て思う感想としては全くもって正しい。悲しいくらい正しい…
今更吉野家のコピペみて「アホが居るぞ」と思う人はいない気がしますが、こういうローカルなコミュニティー(まあはてな内が中心だったと思います)で流行ったネタはそれが流行っているうちはたくさん目に入ってああコピペかと思えるものですけど、4年という賞味期限切れ後に見つかっちゃうと、真面目な話どうなのと取られちゃいますよね。もちろん、それは僕達が最初にあの元ネタを見た時に思ったことでもあるんですよね。
ネタをそれだけではネタとわからないまま放置しておくことはそういう危険がある。そのあたりをどう扱っていくか考えあぐねているところです。
幸い、指摘を頂いたご本人とは会話し、僕が傲慢故にあれを書いたということではにことはご理解頂きました(ネタにする旨ご了承も頂きました)。個々の人レベルでのツッコミであればそういう対応が出来ればよいんですが、変な流布のされ方になるとどうなるのかなあ。

でも、僕のこのネタの場合はそもそもアンテナに引っかかる人が同好の士以外にはほとんどありえなくて、ネタだってことがわかってもらえると面白がってくれるという点では大きな問題にならないんですけどね。