有料メルマガとウェブのオープン性について

有料メルマガの話から派生してウェブコンテンツのオープン性について語られていて面白い。
有料メルマガに端を発したネットのオープン論争 - Togetter
僕は、そもそもウェブが従来メディアに比べて失ってしまっている特性として「想定読者」の枠を作るのが難しい、というのをどう解決すべきか、ということは気になっている。なので、メルマガっていうのはそのひとつのソリューションとしてどの程度のものであるかという部分が楽しみではあります。
有料メルマガなんて今までもずっとあったよ、というのはたしかにそのとおりなんだけど、オープンからクローズへの切り替えというのがあるようでなかった。
有料ということで、そこで書かれている内容がある程度既存の雑誌とは同程度の「場」を持ちうるし、仮に変な形でコピペされて批判されたとしてもソースを提示されて「メルマガ読者」向けということがわかると、文脈切り出し批判を逆にされたりするんじゃないかという期待もある。

ただ、そういう形で場を持ちうるのがそれなりの実力を持った人の特権になるよなあという思いがなくはないけどね。

別にウェブのコンテンツが常にオープンでなければならないとも思わない。そこはどちらかというとウェブの機能性面での弱点だと思っているので、メルマガがそれを完全に解決するわけではないとしても心理的なハードルとして働く分にはいいんじゃないかと思うんだよね。