ピークロードプライシングは可能か

何に対して金を払うかって部分で微妙なんだよな。

甲論乙駁あるようで、抜けている視点がある。

ピークロードプライシングだ。

http://agora-web.jp/lite/archives/1486181.html

最初に言っておくと、これは具体的な方法論であって視点ではないよね。混雑緩和をしなければならないと言う視点はたくさん提示されてたと思う。とはいえその間違いが議論の中身を損なうわけではないので続ける。

時間帯別料金を設けて、混雑路線のラッシュアワーだけ高額料金を取ることにすれば、ピークは平坦化することができる。

http://agora-web.jp/lite/archives/1486181.html

とはいえ、これって難しいのではないかな。後段でその方法について述べられているけど、乗った電車そのものの記録はやっぱり難しいだろうし、特定時間だけ高くなった結果平準化されたらその高い時間に乗ってる人はなんなの?って話になる。電気や電話の深夜料金が安いのは真に需要が少ないからで、電車も需要が少なくなれば料金を下げなければ話が合わない。空いてるところを安くすることで利用の促進や多少の混雑緩和には繋がるだろうけど、まさに後で述べているような、繁忙期の高額料金と同様、需要があるからこそ高額料金を払うわけで、多少の値上げなら赤字企業じゃない限り経費に吸収されるだろうし、結果的にその時間のベビーカーは値上げである。
こういうのは鉄道会社単体のアプローチではどうにもならないと思うな。世論の反発も何も関係なく、単に費用対効果の面でやらないんじゃないかな。
※平日日中帯回数券が大成功してるわけでもないしね