SIerなめられてんなあ…

これへの反応の多くが「うまくいかない」「余計に心配」という方向だったんだけど…
巨大システムで仕事をしているとこういう話に慣れちゃうのかもしれないけど、システムの分解点がきっちりしている限り、マルチベンダーだからどうのこうのというのはそれほどトラブルの主要因にはなりませんよ。
どっちかというと、こんな古くてろくにドキュメントもないだろう建て増しシステムをばらすにあたってユーザーが要件の再定義なんて本当にできるの?の方が僕は心配ですね。
大雑把な言い方をすると、銀行の勘定系システムなんて所詮、特定のデータに対する読み書きをするだけの単純なオンライントランザクションシステムに過ぎません。ただ、そこに性能と信頼性という二つのとても大きな要素が絡んでいるだけで。システムの複雑度でいえば、そのあと後ろでやっているバッチ処理のほうがよっぽど大変です。入力データが多岐にわたりすぎているから。こういう再構築で、データの統制をうまくやれば、後ろの処理はすごく楽になるんですよね。多分それが出来るかどうかのほうが問題だよなあ。

とはいえ、オンライントランザクション側ももちろんいろんな課題を抱えているとは思います。排他制御とか結構大変そうですよね…