なんとも言い難いめんどくささ

行間ってのは読むものなのではあるのですよね。文脈とかニュアンスというものが重視されるってのは日本語の本質的な弱点でもあると思っているのです。
「俺はITの仕事をやっていると思ったらいつの間にか国語の教師をやっていた。何を言っているか以下略」
ここ最近そういう仕事が多いのです。社内政治的にこの文言はまずい、と言うようなことを技術者に配慮させる仕事が正しいのか。
むろん、仕事を円滑に進ませるハック的な話として、会話術(メールの書き方含む)は社会人の基礎と言ってもいい場合はあるし、IT技術者とはいえ純粋に機械にのみ向き合う仕事ではない以上そこから逃れられない仕事も多いし、まあ忌避する必要もないので上達すればいいだけではあるのですが。日本語は論理を記述するのに冗長な割に曖昧になる言葉だと個人としては思っていますが、文意が一意に定まる論理的な文章を書くことは不可能ではありません。ただ、めんどくさい。文脈読めばわかるでしょ。とはいえ、何かと戦うことになったとき、相手に「わかってもらう」前提で書かれた文章はものの役にも立たなかったりします。まあ、仕事ならしゃーないですわな。言葉を削らず補足もせず垂れ流すとこんな文章になりますが。