釣った釣られた話についての雑感

これらね。
はてなの嫌いなところ。釣った・釣られた問題 - 面白きこともなき世を考えて
http://geriharawatako.hatenablog.com/entry/2013/08/20/%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E4%BD%8F%E6%B0%91%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%AA%E6%80%A7%E6%A0%BC%E3%81%97

一体なんのためのどういう予防線なんだろうと一瞬思ってしまったネット性格悪のnovtanです。こんばんは。

ええと、本来の意味での釣りは勝手に言葉作るけどさ、以下のパターンだと思うんだよね

  • (本来の)釣り (主に事実に反することの)ネタを仕込んで読者の反応を見るもの。騙してバカにするなどの意図で行われる
  • 後釣り エントリの批判に対して「実は釣りでした」と後から言い訳をするもの。もちろん、釣りの意図はなく単なる言い訳である。
  • 釣りタイトル 人目を引くために内容に見合わない(過激な)タイトルを付けること

だから、本来の釣りに反応した人は本人の意図にかかわらず釣れちゃったわけだし(針にかかった魚が「私は餌を食べているだけです」というのは滑稽である)、後釣り宣言は大抵の場合客観的にエントリ主のほうがバカを晒しているだけであり、釣りタイトルは本来の釣りとは違って単に釣りという言葉を言ってみたいだけだったりします(もっとも、タイトルのお陰でアクセス誘導できた、というのはその結果の部分については釣りで間違いないですけど)。

なので、エントリに対して「釣りか?」と疑問が提示されるのは、信憑性にかける話とか、書いたら批判されるだろうことがわかるだろうになんでそんな事書くんだ的なエントリを評価するときの言葉だってこと。

釣った釣られたって話は別の言い方をすると書き手側のリテラシーの評価、読み手側のリテラシーの評価を簡易に表しているにすぎない。こういうと、リテラシーの低さに自省するということは変な話じゃないよねって思わない?

ネット文化の問題というよりはネットスラングでしかないし、その言葉が適用されない場(ネガティブなベースがないと適用されないためたいていの場では適用されない)で過剰反応するのはそれこそ自意識過剰の範疇なんじゃないかと思うんですよ。
実際にそういうやり取りがなされていた場合、釣り?って聞かれている人はあまりに適当なことを書いていないか、釣れたって言われちゃった人は自分の反応が軽挙妄動的なものではなかったか、そういうことを省みてみるというのは悪いことではないと思うんですよ。