秋田書店の読者プレゼント景品問題と某メディアでバイトしていた時の思い出

想像ですが、今回の件、「え、なんでこんな話になっているの?」と驚いているメディア関係者が大多数なんじゃないかと思ったりしています。
幼少の頃から「当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます」というフレーズの胡散臭さというものはありましたが、大学時代にバイトしていた某メディアで当選者の名前を作成する仕事をしちゃったもんだからそういうもんなんだと思っていました。まあ、放送メディアなんでそれを餌に販売するものというわけでもなく、誰も損しないなーとは思っていたんですけどね(あえて言うなら電話代が)…
もちろん、もとから商品がないのではなく、水増し。もしかしたら内部で不正にやりとりされた結果減ったのかもしれないけれども、少なくとも僕の周りでは「元から数がなかった」という話しかなかったですね。

さて、秋田書店の件は、混乱を呈してきました。時系列があっているかはわからないけどさっくりまとめると

  • 元社員の告発によって水増し事実発覚
  • 水増しは元社員が解雇された後の期間も認定されている(2010年6月号から12年5月号にかけて)
  • 秋田書店が元社員の解雇理由を景品を横領したことと発表(12年2月29日に「多数の読者にプレゼントを発送せず、不法に窃取した」)

解雇後の水増しと解雇理由を比べておかしいと言っている人もいますが、理屈上は両立しえます。なので、事実関係としては様子見。客観的に見て秋田書店のほうが分が悪いように見えますが。

まあここまで来ちゃったら徹底的に実態を明らかにするしかない状態ですね。もしもと社員の主張が正しければ、解雇事由を決めた人たちは今頃頭を抱えているんだろうな。
飛び火しないか戦々恐々の他の会社の担当者様はご苦労さまです。