大館市のIP電話導入みたいなレベル感のプロジェクトばかり出来たら幸せなんじゃないかな

あのくらいの仕事は普通に出来ちゃうSEなんてのは星の数ほどいそうな気がしますが、いずれにしても、快挙ではあると思います。ITのいいところは、よく例えられる建設業と違って、免許がなくても出来ること。プロフェッショナル分野(というと大げさだが、ようはそれで飯を食っている人たち)ではそれが悪い面に働いて、ほぼノースキルの人員を大量投入するという悲惨な状況ではありますが。
趣味でもスキルを持てるレベルのことをプロの仕事としてやっていては仕方がないわけですが、要件があるボーダーラインを超えないとプロの集団としての力は発揮されないし。スーパーアマチュアがプロを凌駕することもレアな話ではありません。ほら、そこらのプロミュージシャンより楽器うまいサラリーマンとかいるじゃん。
プロのSEとしては実際の構築作業以外の、仕事として成り立たせるための作業を沢山しなければならないということはありますね。
会社のインフラチームなんかはこれに近いことを良くやっているけど、掛け持ちで保守したりとか大変だよなあと思いますね。一つの現場に張り付いて一人月もらえるという世界ではないからあっちこっちに飛び回るし、下手に休んだときにトラブルともう大混乱。
たまに、ユーザー側のシステム部門として仕事したいなあと思うことがあります。

橋下知事のおかげで黒字

実際に数字は出したものの、内容については賛否両論ですね。
まあ、単にずばずば切っただけ、とも言えるんだけど、そもそも単に切るくらいのことすら他の人には出来なかったはず。その点は評価してもいいと思う。いや、破綻しても全部切るな、という意見の人には許しがたいかもしれないけど。
補助金とかを削ってお茶を濁しているだけじゃなくて、人件費とかにもちゃんと切り込んでいる。聖域を作らないことでこいつは何でもやるという下地を作って、本丸を攻め落として財政健全化してから助成金を復活、とかそういうシナリオまで出来ていたらすごいんだけど。
破綻したお役所のコストを単純に削減することが許されないならどこかで税金上げるという話にならざるを得ないのかなあと思うんだけど、単に切る、というだけでもこれだけの成果が上がるのであれば、改善による健全化の期待は高まるというものです。
ちなみに、単に切るって連呼しているけど、実際にはそう単純な話でもないと思うけどね。
ごねごね農地収容なんかは頑張ったと思う。為政者たるもの、表面的かどうかはおいといても良い話の流れに身を任せてはならないですな。
さて、問題は、いろいろと切られちゃった中身。どういう影響があるかはもう少し長い目で見ないと判定するのは難しいですね。いずれにしても、目に見える成果ということが出せることはわかった。今年はそのあたりも見えてくるのかな。

知事に選ばれたときは大阪大丈夫かいなと思ったものですが、ちょっと期待してしまいます。