You Call This a Living? / Wayne Bergeron

今旬の人(来日中)であるWayne Bergeronの初リーダーアルバム。でも自主制作版。ビッグバンドとビッグコンボで演奏しています。
西海岸のスタジオプレーヤー事情を知っている人には説明不要ですが、現在最高と言ってもいいLeadTp吹きです。そこらじゅうのバンドで吹いています。音は綺麗だし、歌えるし、ソロはちょっと古い感じですが全音域安心して聞いてられます。ディズニーランドとかUSJで高いTpの音が聞こえてきたらこの人かもね。
アレンジは如何にも西海岸な人が雁首そろえて提供。Tom KubisなんかのLeadがきっついのはこの人を想定して書かれているからという話。そりゃどんなきついの書いても吹いてくれるからな…。
5曲目の花のワルツがこじゃれた感じで素晴らしい。Bill Reichenbach(最近はBass Trbばっかり吹いているな)のSoloもいつもの通り。Trb吹きとしてはどうしても気になる(笑。セクションワークはさすがに全くもって整然そのもの。Peter Erskineがそれっぽいんだかそれっぽくないんだかマッタリしています。
とりあえずフルバンやってる学生は聞いておくべし。
You Call This a Living?