NATURALLY! / Mel Lewis and the Jazz Orchestra

有力な説によると女を追いかけてですが、理由はともかく、突然サド・ジョーンズがヨーロッパに行ってしまったのでThad=Mel双頭バンドはMelのリーダーバンドとなってしまいました。その第一作目になります。
この時期はメンバーとしても過渡期で、その後もい続ける人は半分くらいしかいない。このアルバムはサドのナンバーばかりやっていますが、その後最後の3年くらいまではほとんど(全く?)やらなかったらしいです。なんとなくアンサンブルに不安が残りながらも若めのソリストがのびのびとやっている感があります。でもなんか地味。
Earl Gardner、John Mosca、Dick Oattsというリードラインが揃ってMel Lewis and the Jazz Orchestraの土台が固まったこれ以降、いわゆるMel路線がスタートするわけですね。Jim McNeelyの加入も結構重要なTopicかもしれない。まだ比較的入手が容易な一枚。
Naturally