デスマーチ 第2版 / エドワード・ヨードン(その1)

デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか
我々コンピューター技術者が最も恐れる言葉、それがデスマーチ。語源は諸説あるのですが、世界的に定着したのはこの本のおかげかも知れません。そんな本ですが、第2版が出て最近の技術動向(アジャイル、XP等)にも触れられているので買ってみました。パラパラ。SEの受難は万国共通なのだね。
デスマーチをかなり細部にわたって分析、検討していますが、読めば読むほど絶望感に苛まれる。デスマーチの最中だったらもう助からないことを悟ってしまうから読んではいけない。まだ読了していないのでこの項続きますが1章の頭の引用をさらに引用して終わることにしましょう。

職業を選ぶ場合、長い時間、一生懸命働きたくなる職に就くべきだ。働く時間をなるべき短くしようとしたり、長い休日を望んだり、早くリタイヤすることを考えているなら、職業の選択を間違っている。銀行強盗や、大道芸や、政治の世界に身を投じる必要がある − ジュバル・ハーショウ※

※R.A.ハインラインSF小説の登場人物