桜台二郎

これほどラーメンと言う食べ物が洗練されてきた時代に何故か増え続ける異端のラーメン(既にラーメンの枠には入らないとの呼び声も高い)ラーメン二郎。僕が毎日のように本店に行っていた時代に比べるともう何倍もお店が増えているにも拘らずあの本店のおかしな食べ物感を髣髴とされてくれるお店は数少ない。
そんな二郎のなかでもつい最近開店した桜台二郎は本店の雰囲気をかなりかもし出しているということだったので機会をとらえて行ってみた。というか、駅は最寄の隣なのだ。
平日の夜のマイナー駅に何故行列が。おりしも寒さがぶり返している中仕方がないので並ぶ。二郎だけに規則的な人数が吸い込まれていく。20分くらい待っただろうか。ようやく食す。目の前に置かれた丼。大盛りだ。いや、小なんだけど。ずるずる。うん、これは二郎だ。肉は分厚くて柔らかいし、ちょっと麺が平べったい気もするけど盛られたにんにくといいスープの油の浮き加減といい。野菜は盛りすぎなくらい盛るのが流行っているのだろうか。ちょっと気合を入れて食べた。久々に二郎を食った気分になったわけだ。
多分今練馬区内でいちばん行列の出来ているお店なんじゃないかと思うけれど、付近の二郎好きなら一度と言わず来るべきですね。