ウェブ圏とか実名とか雑感

ちょこっとメモ代わりに

ネット上では「泣き」や「脅し」による強弁が使いづらい。
個人名や住所をさらすと「脅し」が可能になってくる。
それを要求する人間は信用できない。

2007-03-14

事の経緯を簡単に説明すると、今から約1年前に、世間を賑わせたある事件に関して記事を書きました。
(中略)
で、今年の3月7日にこの1年前の記事に対して、弁護士名義で 「この記事によって重大な被害を受けている。3月10日までに記事を削除して20万円を指定する口座に振り込め。そうしないと訴えてより多額の賠償金を請求する。」 という内容のメールが送られてきました。

【サイト持ちの方は必読】 例の訴訟メールに関して広く注意を促さないといけなくなった。 | C.I.L.

匿名を悪用するのと同じくらい実名を悪用される可能性もある。トレーサビリティーはその両面において有効なのであるから、それによる抑止力とそれによってむしろ増大する力をバランスしなければならない。だから、前書いたとおり、「現実の社会側で今ウェブ以外のところで使用している実名」よりも遥かに広く実名(ここでいう実名とは小倉先生などがいう住所その他を含んだ個人レベルでもトレース可能な情報)流布されてしまうということについて、社会システムがそのデメリットを上手く解消しなければならないのです。
せっかく個人情報保護法とか作っても使う側のリテラシーの問題でかえって運用が不便になって悪い奴はより悪いことができる社会になってしまっては意味がない。むしろ現状で実名でネット活動をすることはよほど注意力のある人でない限り犯罪被害者予備軍であることを流布するのが法曹界に従事する人の仕事とまで考えてしまったりします。

ネットというものを利用するにあたって「リンクされたくない」と考えること自体が間違いだということを教えてあげれば済む話だと思います。

異文化衝突 - カナかな団首領の自転車置き場ダイアリー

これは※欄から。これも前書いたことだけど、もちろん僕もいわゆるネット原理主義者(あえてモヒカンとは言わない)としてはリンクはフリーであるべきだという原則は守られて欲しいと思っていますが、前書いたとおり文化圏の衝突と言う視点がないとお互いの超えてはならない一線を簡単に踏んでしまうことになって、結果として分かり合えないということもあるんじゃないかなあと思うわけです。

あー。なんつか、世の中には、空気読まない奴もゐるワケで、ましてや、敵を作ったら、空気どころの騒ぎでも無くなるワケで、そういうサイトの運営者って大変だよね、って話。

異文化衝突 - カナかな団首領の自転車置き場ダイアリー

こっちは本文。結果としてそうなっちゃうんだよね。お互いが何も考えず自分の文化を全開にすると。