「おまえも所詮」の受け止め方

「おまえも」と相手を侮蔑する文脈で使うとき、どう受け止めるかは客観的には文脈依存なんだけれども、単純にそうとも言い切れない部分もあると思う。この文脈においては侮蔑すべき対象に相手が含まれることの表明なわけだが、それでも以下の二つの取り方がある

  1. 自分もその対象に含まれる。主に相手からその言葉を(特に自分に向かって)投げかけられた場合の反応において
  2. 自分はその対象に含まれず、相手を蔑視する

で、2は純粋に侮蔑であるからよいとして*1が、1には相手を自分の価値観に無理やり取りこんで自らと同じ存在に「貶める」意図がある。括弧書きなのは書いた当人は「疑いの無い事実」と思っていても書かれる方はそうとは思っていないかも知れないから。
勝手に言い放たせておけばよいのに引きずり落として議論しようと言うのであれば、当然「そういう発言を許す社会であってはならない」という意図があってのことだと思うけれど、そのこと自体はよいと思うけれど、こういう感想が出てくるのは仕方が無いとも思う。

差別的発言じゃありませんか。「おれに言わせれば売春婦じゃない女なんてこの世にいるの?」売春婦の是非はともかく、yukiさん自身が売春婦を卑しめる文脈で使っていると感じます。「メスブタ」は人を卑しめることばです。ここでarisiaさんが「差別だ」と言い出したら?言わないだけです。
私はやられたらからやり返すのがよくないとか、悪いとか言ってるんじゃありません。何を言われたって差別発言はいけません。だからyukiさんの差別発言もいけません。

http://d.hatena.ne.jp/aozora21/20070317/1174138317

*1:侮蔑することがよいと言うわけではもちろんないが