わりと誤解されているようなのでカウンセラーについて補記

カウンセラー=臨床心理士というわけではないです。そもそもカウンセラーという職業に国家資格があるわけでもなく、自律的な存在としての臨床心理士という資格が必須なわけではありません。だけれども、臨床心理士というのは、なるのが結構大変です。だから、臨床心理士であれば、ある程度信頼が置けると言ってもよいはずなのです(確信は無いですが)。ところが、他にも色々な資格と称するものがあって、中にはろくに基礎的なことも教えず、なんとなく資格として与えられちゃっているものもあるようなのです。
そんなカウンセラーが一体何ができるのかと言うと、それでも人生相談的なことはできてしまいます。そりゃ友達と一緒だよ。プライベートを知らない同士だから話しやすいかも知れないことを除けば。
問題は、医者に送り込むべき症状の人をそれと区別できず、カウンセリングで解決しようとしたり、表層だけで問題ないと判断することだと思います。それができないと、本当に救うべき人を救うことができないと思います。
だから、「カウンセラーになりたい」ことを至上命題として、安易な資格に飛びついたりしないで欲しいと思うのですよね。
先のエントリでのリンク先(http://www.halcounseling.com/sub13.html)では、臨床心理士という資格ですら、本当は不十分であるとしています。僕もそう思います。