いわゆる「おまえの母ちゃんでべそ」について

日本語って穏健だね。
そもそも、罵倒か指摘か、という問題を大まかに分けると

  1. 事実に反する罵倒
  2. 事実に基づく罵倒
  3. 単なる事実の指摘

になると思うのですが、ここで注意したいのは、「事実」の情報源がどこからか、ということで、相手の発言のみが情報源である場合、3の意図をもって発言することが1として受け止められてしまい、周りも含め、多くを敵に回してしまう危険性があるわけです。さらにいうと、このとき「事実に反する」ということの真実性が周知のものであれば、単なる罵倒として見なされることも多いでしょうけれども、そうでない、客観的に判断する情報がない場合、罵倒のために事実を歪めたととらえられてしまうことがあるわけですね。
3をしたつもりが2と受け取られることもあります。この場合、周りが冷静なら対象が怒って終了。騒ぎにはなりづらいと思います。
で、自分がしたことによって、他人がいわれのない非難の的になる、というのは攻撃としてはなかなか効き目があって、それがたとえ赤の他人であっても「そいつらは関係ない!放してやれよ!」的な反応を引き起こし、場合によっては全面降伏までいく可能性もあり、その有用性は計り知れません。でも、それが効く相手と、エスカレートして逆効果な場合があって、まあ一概にはいえませんね。
なんかまとまらないな。もっと根元的な問題なような気もしますね