Webで書くことについて(2) 日記というもの

今日は徒然なるままに、と気取ってみよう。
日記に書かれることって、日々の記録以外に、まあ、秘密の事項があればそれを書くのはインターナショナルスタンダードな気もしますけれど、日本人的な話としては、面と向かって言えなかったことなどを書いて気を晴らしてみるっていう部分はあるかもね。
日記とは、出来事のレコードであり、感情のレコードでもある。前者に徹する人もいれば、後者だけしか無い人もいる。後者だけってあんまり意味が無いと思うけれど。いずれにしても、本来は、みんなに見てもらうためのものではなくて、自分のために書くものだよね。あ、でも、日本文化的には夏休みの宿題の絵日記があるから、みんなの認識はそうではないのかもしれない。
というわけで、インターネットというものが突如現れ、そして日記システムが登場したとき、それに書こうと考えた人は何を思ってウェブで書き始めたのでしょうか。

  • 保存場所として
  • 自己顕示欲の発散(いい意味でね)
  • 共感を求める想い
  • etc...

実は保存場所、という使い方をしている人が結構いるんじゃないかって思ってたりします。その一方で、それが全世界に共有されていることをつい忘れているんじゃないかって。最初から、みんなに見てもらうつもりで書いているのと、そうでないのでは書かれる内容も違ってくる。でも、見られても特定されないように匿名で書くかもしれない。十分に固有名詞に注意していれば、なかなか特定しづらいもの。
日記ってなんだろう。大抵の場合、本当は日記じゃないよね。そういうのは、そのときの関心空間を示しているのかも知れないけど、記録ではないように思えます。本当の日記だったら、ウェブで書く必要はあるのかな。やっぱり保存のため?でもバックアップしていないような気がするな。
どんな形態であろうとも、ウェブ上で書くってことは、読んでもらうことを前提にした何かなんじゃないかって思います。