冷静に見守りたい

Yosyan先生のところの今日のエントリはなかなか怖い。

ところが原告側が救命可能な脳出血と、救命が極めて困難な脳出血の区別がついていないのなら話が変わります。「もっと早期に治療が行なわれていれば母親は元気だったはずだ」として、責任をあくまでも追及しようとする事がなんとか理解できるようになります。理解はできても根本的な誤解をしている事は間違いありません。
根本的な間違いですが、岡本氏の見解が原告側の主張の根拠であるとすれば恐ろしいことを主張している事になります。
  いかなる脳出血であっても、早期であれば救命できて当然である

2007-08-31

雑談ベースでの話なので、実際の主張がどうであるかは想像でしかないものの、「Macでういんどうずは動くのかね」(まあ最近は動かなくもないけど)「ソニーMacが欲しい」と言われがちな身を考えると、一番怖いのは本当は専門ではないことを扱っている人ですね。
先のエントリでも述べたとおり、放送・法曹界(この読みの一致は何かの暗喩か?)や、政治・行政について、本当の専門の人が専門家としての見解をちゃんと示せているのでしょうか。
また、地域の特殊事情とか、運用現場の見解などは、必ずしも権威的な専門家と意見が一致しませんし、そういう意味でも、一つの方向からの見解のみを当てにするのではなく、多面的な情報収集が必要なのだと思うし、メディアや司法は特にそうあって欲しいのですが。
いずれにしても、奈良事件は今回起きた件も相まって、話が大きくなってきたように感じます。今後も状況を見守りたいと思います。