無駄が本当に無駄であるかを判定するのは難しいけれど

無駄な残業は、減らしたい。さて、その残業は本当に無駄なのか。何故、残業が起きるのか。無駄な打ち合わせがあるから?お客さんに「それは無駄ですね」というのは言っていいときと悪いときがあるけど、言っちゃいけないときに言ってしまったら仕事が減るかも知れない。
そんな言い訳を積み重ねていくと、なかなか無駄な残業というのは削れないかも。いうなれば、「正当な言い訳が出来ない残業」が無駄な残業な訳で、現場で監視できない場合はその言い訳が正しいかどうかはわからない。まあ、大抵の現場には管理職がちゃんと付いているから大丈夫なのかも知れないけれども。
こういうのは信用ベースでやっていかなければならないし、ある程度、運用もしなければならない。
うちの会社の場合は、リーダーによる定例報告と、稼動状態のチェックと、現場の声のヒアリングによって大体実体を掴んでいるし、無駄な残業かどうかの判断もわりとちゃんとできますし、無駄な残業は残業代は出すけど査定にはねる仕掛けになっている。あと、深夜と休出は、後付の形式でも良いから届けは必要。これを予め届けて無いとさせないとかにするとまたサービス残業の温床になるけど、必要であれば残業はする、でもなあなあでもいいからとにかく届出運用を回す、というのが結構大事みたいです。
でもこういうのはある程度会社と従業員の間に信頼関係が無いと、あるいは会社が労働の成果を搾取しようと思わないでいないとなかなか出来ないのかも知れません。