去年の総括と今年どう生きるか(その3)

去年見たり聴いたり読んだりものを最後に

CD/DVD

今年は全然紹介してないや。
ピタゴラ装置DVDブック2 - novtan別館
子供番組と言ってもなめてはいかんですね。ちなみにこれこそ個人的にはYouTubeありがとうな存在。あれを見なかったら買わなかったでしょう。

ピタゴラ装置 DVDブック2

ピタゴラ装置 DVDブック2

サム・スカンク・ファンク / ランディ・ブレッカー・ウィズ・マイケル・ブレッカー - novtan別館
WDRも素晴らしい演奏をしていますが、ブレッカー兄弟の存在感は抜群ですね。ウィル・リーがすげー楽しそうなんですよ。ああ、マイケル死んじゃったなあ。生で見てみたかったうちの一人なんです。紹介していなかったので遺作。
聖地への旅

聖地への旅

そういえば、先日Bill Watrousの(本人曰く)最後の来日でようやく聴きに行くことができました。
The Music of Bill Watrous

The Music of Bill Watrous

これ買ったんだけど、難しくてほとんど参考になりませんw

書籍

本は沢山読んでいるんだけど、今年は紹介が少なめ。決して駄作ばかりで紹介できないというわけではありませんよ。
ひとりっ子 / グレッグ・イーガン - novtan別館
イーガンは小難しいイメージがあるけれども、短編集は味わい深いです。もっともSF初心者には薦めづらい。ルミナスが大傑作だと思う。

ひとりっ子 (ハヤカワ文庫SF)

ひとりっ子 (ハヤカワ文庫SF)

まっとうな経済学 / ティム・ハーフォード - novtan別館
経済学も小難しいイメージがあるけれど、説明しづらいものをなんとか説明しようとするとそうなってしまうのでしょう。多分に教科書的らしいけど、大学で学ばなかった人にとってはいいのではないでしょうか。と、かじりもしなかった僕の感想。
まっとうな経済学

まっとうな経済学

ボーン・コレクター / ジェフリーディーヴァー - novtan別館
これを契機にリンカーン・ライムものを一通り読んでみることに。ミステリというよりはサスペンス?どんでん返しが多すぎて食傷気味でした。でもまあ面白いことは確かですね。
フーコーの振り子 / ウンベルト・エーコ - novtan別館
今年の努力賞。いや、僕がね。何かこう、話題の歴史問題にも繋がる、関係性なんていくらでもこじ付けられるということを体現しているような話でした。
フーコーの振り子〈上〉 (文春文庫)

フーコーの振り子〈上〉 (文春文庫)

こちらもあわせて。薔薇の名前 / ウンベルト・エーコ - novtan別館
フーコーの振り子〈下〉 (文春文庫)

フーコーの振り子〈下〉 (文春文庫)

今日の早川さん / COCO - novtan別館
はてな上で連載中。coco's bloblog - Horror & SF。いつも楽しく読ませてもらっています。今年は書き下ろし満載の続編が出るそうです。楽しみ。
今日の早川さん

今日の早川さん

独白するユニバーサル逆メルカトル / 平山 夢明 - novtan別館
描写そのものは生々しいのに、なぜか汚らわしい感じのしない、不思議な文体を持つホラー作家です。異常で詩的なその世界は比類ない。描写の表層に目を瞑らなければ、きっと見えてくる幻想の世界。美しくもあり美しくもなし。欲望と芸術の狭間。人間の存在そのものを問いかけるようなそんなところも垣間見られます。
独白するユニバーサル横メルカトル

独白するユニバーサル横メルカトル

こちらもミサイルマン 〜平山夢明短編集〜 / 平山夢明 - novtan別館
ミサイルマン―平山夢明短編集

ミサイルマン―平山夢明短編集