陰謀論が面白すぎて困る

だいぶ前の某テロについての陰謀論が某所で盛り上がっている。正義を追及する姿勢は美しいねえ、全く。
荒唐無稽と斬って捨てる気はないけれど、いつも「誰かがこう言っている」ことしか論拠に出来ないのは可哀想だ。不都合な真実の証拠はいつだって隠蔽されているものね。
あるいは真実の一端をつかんでいるかもしれないのに、全体的にトンデモさんを論拠にしているせいで局所的な信憑性にも疑問が生じるという点も残念でならない。
いつも思うことがあるんだけど、世界に対する明解な解答を得ようとしている人は、その真実が明らかになったらどうするつもりなんだろう。いろいろな不都合を巨大な陰謀に押し付けて、いろいろな正当化をするんだろうか。え、陰謀と戦うの?本当に隠蔽しなきゃいけない真実だったらとっくに消されてませんかね。
物事を正しく認識しようと言う努力はもちろん必要だけれど、まず自分の頭できちんと評価していきたいね。専門知識以前の学問的態度が大事ですよね。