インターネットは僕らを監獄に閉じ込める檻だったのだろうか

アメリカさんはやることがチガイマスな。

FBI側の証拠資料によるとこの捜査が行われたのは2006年の10月頃、FBIは「児童ポルノの動画がダウンロードできますよ」とするリンクを貼り、このリンクをクリックした人のIPアドレスを記録。その上でIPアドレスから利用者の個人情報を特定した上で、このリンクをクリックした人を児童ポルノ処罰法違反容疑で起訴した。

http://www.technobahn.com/news/2008/200803211514.html

これを見ると、某委員会が主張する「情を知って」など子供のお遊びですよ。何しろリンクをクリックしただけですから。
実際問題として、これが冤罪じゃなかったとしても、単独で逮捕の要件に足るんであれば、あるいは、悪質な罠に使えるのであれば。
便利さというポジティブな目的によって、もはやなくてはならない存在になったインターネットは、こういった類の圧力によってかえって我々の生活を脅かすのでしょうか。市民が今までメディアに抑圧されていて発信できなかった情報を発信するためではなく、全てがオンラインになった世界の監視を政府に委ねるのがインターネット真の目的だったのでしょうか。
いや、そんなはずはありません。正義の為なら冤罪の被害者は生んでよい?かつての冤罪の被害者は本当に正義の為に犠牲になったのか。誰かのエゴを満足させるだけではなかったのか。
このことは、諦めてはならない砦だと思います。主意には賛同できるけれども手段には到底承服できないような問題が、この先も社会のためとして取りざたされることがたくさんあると思いますが、一つ一つ、ダメなものはダメと言っていくか、諦めて監視社会を受け入れるか。僕は前者を選ぼうと思っています。