一面を知って短絡的に運動するとか

不買運動なんてその最たるものだけど、単に企業にダメージを与えるだけじゃなくて、関係するいろんなものにダメージが与えられるから、良く考えてやらないと本質的な効果以外のところで別の被害を巻き起こしそう。
チョコレートを食わないのは安直な行為だけど、過剰にイデオロギーを持ち込むのはなんだかなと思ったり思わなかったり。
世の中単純に出来ていないところをあえて単純化して語らないと運動には繋がらないのかも知れないけれど、単純な運動で解決できることは単純なことでしかない。目の前の何かを片付けて運動をしている人はせいせいするかもしれないけど、その一方で煽りを食った何かに対して補償してくれることなんてほとんどないよね。自己満足で終わらないためにはどうしたらよいのだろう。簡単なことではないとおもう。
そんなんで解決するんならアクメツでいいんだよなあなんて思っちゃう。

アクメツ 1 (少年チャンピオン・コミックス)

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意識を持つことは大事だと思うんだけど、運動のしやすさってのは被害者との距離があればあるほど容易なのかもしれない。その後何がおきたって他人事だもん。正義をなしたという感覚を得る自己満足に過ぎないことだってある。カジュアルにできちゃう不買運動とかはきっとそこまでの覚悟はないよね。やるのとやらないのとどっちがましか、他の手段の方が有効ではないか、とかそういう風に考えてから実行したほうがよいと思う。