検出すべきものは何か
行き着く先はこれなの?
マイノリティ・リポート―ディック作品集 (ハヤカワ文庫SF)
- 作者: フィリップ・K.ディック,Philip K. Dick,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1999/06/01
- メディア: 文庫
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ここで求められているのは「謀議」を検知するソフトなのか「絶望」を検知するソフトなのかということ。
僕はもし犯罪予告を検知するソフトウェアが実用に供されるのであれば、ここで検知すべきなのは「宣言」のみであると考えている。絶望?それを検知することがソフトウェアに出来るのであれば、そのソフトウェアには市民権を与えるべきだね。もっとも、自らの立場に絶望して自爆してしまうかも知れないけれども。
宣言を検知することは意味があるのではないかと思う。ただ、気付かれることで行為をエスカレートさせてしまう者がいるだろうことも想像に難くない。単一の目的で使用されるシステムであれば、単一の目的でしか使用されない空間にクローズドにおくべきであると思う。予告.inが愉快犯転じて連続XX魔を生み出さないように願いつつ。