食の問題は難しいね、あるいは未知と無知の違いについて

発ガン率100%だとか、何人に一人がとか、具体的な数字が出ると大騒ぎになるけれど、その数字なんて実際には他のものによるリスクよりはるかに小さかったりする(もちろん大きいこともある)。人体実験したわけでもなければ人体への影響は正確には見積もれない。疫学的調査結果が合っても「人種によって違いがあるかもしれないだろ!」という人を説得するのは難しい。
ある程度問題の所在が明らかになっているモノに対して、必要以上の警戒心を抱くこともあれば、全くなんだかわからないものに好奇心で特攻することもある。知らない、というのにも色々あろうけど、「自分が」知らないことが「未知」であることの条件ではないよね。ちゃんと誰かが知っていることは、「未知」ではない。そのことを知ったのであれば、「無知」でいることを誇るのはやめて、正しく理解するか、「無知」のままでいることを選択し、専門家にきちんと委ねるか、どちらかの道をとったほうがよいと思う。