ご祝儀相場が有効なうちに解散だって?

そんなのあるのかねえ。

米証券大手のリーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)に伴う金融不安が広がり、自民党内では臨時国会で08年度補正予算の成立を優先し、解散を先送りすべきだとの意見も浮上した。ただ衆院選を遅らせれば新政権発足の「ご祝儀相場」の効果が薄れるうえ、「いずれ景気が悪くなるから、むしろ早いほうがいい」(自民党町村派幹部)として早期に実施する方向となった。

http://www.asahi.com/politics/update/0918/TKY200809170332.html

金融不安を多少なりとも解消するための予算の話よりあるかどうかわからないご祝儀相場の方が大事、と言い放つ政権に選挙民がどう反応するか見もの、と言いたいところなんだけど、現実にはそんなんで決まっちゃったりするから腹立たしい。というか、「いずれ景気が悪くなる」って「僕達には景気を立て直す策も実力もありません!」って宣言じゃないですか。普通に考えたら今の状況は失政が招いたと有権者が判断してもおかしくないと思うし、新内閣がそれを立て直して、堂々と選挙戦を戦えばよいんだけど、今政権握ってもどうせ失敗するって考えているってことでしょう?
もしかして、いっそ負けて民主党にババをひかせようってことかしら?さすがにそこまでじゃないよねえ。政権渡したいわけじゃなく、多少なりとも「有権者の意思で自民党政権」という形を作りたいと思っているのかな。あれ、でも参院で負けなかったっけこないだ。
いずれにしてもさ、内心思っていても「いずれ景気が悪くなるから、むしろ早いほうがいい」なんてコメントが新聞に報じられてしまうようじゃね。選挙戦の最中にまだくすぶってる金融連鎖倒産の火種に点火したら洒落にならないけど、そのリスクを加味しても早期に解散しなかったら余計に酷い惨敗を喫するという予想でもあるのかな。
極めて個人的な事情で解散は10月後半にお願いしたいんですが。