解散するとかしないとか〜♪

全くもう。政治家が考える政治って「自分が(影響力のある)議員になれるかなれないか」が基準なのかしらって思っちゃうね。あるいは一瞬の栄華か。

麻生首相衆院解散・総選挙の先送りを検討していることを受け、民主党は1日、衆院解散を確約しない限り、2008年度補正予算案の早期成立に協力できないとの姿勢を示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081002-00000003-yom-pol

どう考えてもこの次の政権は地雷踏みに行く政権で、このまま自民党にやらせて失敗してから政権奪取の方が長続きすると思うけど、とはいえ、今自民党の支持率は下がっているし、景気対策で一息つくと短期的には政権の評価が上がっちゃう(もう閣僚とかだいぶボロが出ていますがそれでも)だろうし、早期解散をして今こそ政権奪取という想いってのはわかります。まあそんなに簡単な話ではないんだろうけど。
しかし、この姿勢って、見せる意味がイマイチ…
解散を確約しないなら予算成立を引き伸ばすって宣言したわけでしょ?この奈落まであと一歩に見える経済状況の中、補正予算の成立が遅れたことで底が抜けちゃったりしたら非難されるのは引き伸ばした野党だと思うんだけど、そこまで見えまいと国民バカにしているのかなあ。
今ここで選挙をやろうとしているのって、社会全体じゃなくて政治だけでの都合だと思うんだけど、そんなときにやった選挙で「信」なんか問えるのかなあ。大体さ、解散確約すれば早期成立に協力する、ってことは内容には(それほど)文句はないってことでしょ?それとも解散するならどうせ総選挙後にすぐまた別の対策を講じるから今の対策はおざなりでいいよってことかな。
タダでさえ選挙で金かかるのにおざなりな対策を成立させてから選挙しようぜって言うくらいなら最初から補正予算の前に解散か、徹底審議かのどっちかしかないと思うんだけど。そんなに国民の注視の下で駆け引きばっかりしないで欲しいよなあ。政権取らせたらすぐそうやって駆け引きして妥協に走るだろうってのが目に見えてるじゃないそんな政党。