娯楽の価値

韓国からハリウッドの映画会社が撤退だそうで…

映像作品の違法ダウンロードや海賊版が深刻さを増している韓国で、ついにハリウッドの全映画会社が自社でDVDを販売することを諦めて撤退することが明らかになりました。
違法ダウンロードや海賊版の横行により、売り上げが半分になってしまったとのこと。

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20081111_korea_dvd/

ほら見たことか、ダウンロードの横行は酷いんだぞ、と短絡できなくもないんだけど、そう単純な話でないかもしれません。

  • タダ(あるいは破格の値段で)で手に入るならわざわざ正規品を買う必要がない
  • 映画なんぞに払う金が惜しい
  • そもそも金がない

といういろんな原因が考えられます。一つ確実にいえるのは、一番上の人以外はダウンロードという選択肢がなければそもそも映画なんか見ないかもしれないこと。他の「安い」娯楽が沢山あるからね。
娯楽ってのは一番簡単に費用削減できるところってのもある。ダウンロード違法化、著作権法強化、という話は不況下でこそ説得力を持ちえる話だろう。そういう意味では今が一番危ない。
無料で視聴できることが商品の宣伝になる、というのは消費者に購買力が一定量あることを前提にしている。今のアニメ業界なんて親の原資がなくなったニートが壊滅したら吹けば飛んじゃうんじゃない(というのは裏がありません。単なる印象)。
逆に言うと、売れない今だからこそ大して興味もないけど煽られて買わされてしまうようなものではなく、本当に欲しいと思っている人が多いものが売れていくかもしれません。まあH&Mの大盛況とか見ると値段の方が重要そうだけど…
いずれにせよ、ダウンロードがある程度の宣伝効果、という文句は通用しないかもしれない経済局面に差し掛かっているのかもしれません。対岸の火事(韓国と日本は違うよ)みたいな話に思えなくもないけど、あまり他人事だと思って眺めていないほうがよいかもしれません。ニコニコ動画に無断アップロードダメ絶対という人には追い風かも?