マジコン違法がなんちゃらな話

どうも大盛り上がりですね。件の人はWinnyが擁護されてマジコンが擁護されないのはなぜか、とまで言っていますけれどもね、インフラとしての違いは大きい。ただ、メンタルとしてはあまり変わらないような気がします。どちらも、インターネットが大いに普及したせいで、本来アングラだった手段が一般化して、そのせいで許容(違法だったりボーダーラインだったりするけど全体の中から見ると些少だからまあ良いか、くらいのニュアンス)限度を超えてしまった。
Winnyにしても、自作のポエムがどうのという点で(それはBitTorrentLinuxディストリの配布に使われる、よりもだいぶ苦しいいいわけだが)、その存在そのものを擁護されることはあっても、それはあくまで「合法コンテンツの匿名流通」という面での擁護。マジコンの場合は、同じように考えると、合法コンテンツを無理やり(たとえば)DSで動かすための機械。でも、コンテンツが合法なのと、動かすのが合法なのはちょっと違うよね。
んで、違法コンテンツ(コピー)がなくなるか、というと、難しい。けど、被害は確実に減ると思う。違法コンテンツがアングラ化する、というのは、そのアングラのハードルを越えてまで違法な活動を行う(つまり、十分に違法と認識してその行為を行う)必要が出てくるわけで、抑止力としては十分でしょう。それでも利用者が増えてアングラがアングラじゃなくなったらまた潰れるよ。誰でも到達する、ということは潰しやすくなるってことだから。
いずれにしても、程度の問題であり、理屈でどうのこうの言っていても仕方がないとは思う。

でもちょっと僕が心配なのは、「よーしパパ頑張ってエミュ設定してROMダウンロードして息子に与えちゃうぞー」とかいって致命的なアレとかに引っかかって会社クビで家庭崩壊、というシナリオ。違法コンテンツのご利用は計画的に。