レッドクリフ part II

見てきましたよっと。
Part1に比べたらちょっと「長いかなー」と感じたけど、よくまとまっていて面白かったです。以下雑感。若干ネタバレ気味

  • 妹君出過ぎ。あの手のエピソードはいるのかしら
  • 小喬鍵握りすぎ
  • 矢を集めるアレは「英雄」っぽい。ジョン・ウーっぽいというか。見所ではある
  • 盾のアレはないwwけど面白い
  • 相変わらずどちらも雑魚は簡単に死にますな
  • 趙雲が相変わらず強くて活躍。向こうでも人気なんだろうなあ
  • 関羽張飛はもはや人間外
  • 曹操軍の人々に個性がなさ過ぎる
  • 曹操が卑小すぎ…
  • あの最後はないだろあの最後は

ちょっと人間ドラマに寄りすぎた感はありますね。Part1では感じなかったんだけど、自分が映画がちょっと苦手な理由を思い出した。こういうお約束的先が読めてむずがゆいエピソードをじっと眺めているのが苦手なんですな。小説なら自分でコントロールできるからそういうのがあっても平気なんだけど。ホラー映画のどきどきが苦手、というのと類似していると思う。そっちはわりと平気なんだけど。こっぱずかしいのかな。
史実(?)絶対派にはちょっとうけなさそうな色々がありつつも、スペクタクルな映像の作り方はすごいし、大体こんな風だったんだろうなあと思わせるところも多々あるので僕には楽しめました。

三国志の小説たち

ついでなんで今まで読んできた三国志小説たちを。一応正史も読んだけど身にはなっていない。

三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫 33)

三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫 33)

まあ、これがスタンダードなところで、日本語訳三国志演義みたいなものでしょう。若干浪花節で善悪がはっきりしすぎているけれども。
秘本三国志 (1) (文春文庫 (150‐6))

秘本三国志 (1) (文春文庫 (150‐6))

曹操に光を当てた三国志、というのはなかなかなかったけど(本国でもそうらしい)、これは曹操ファン感涙の本。
文庫版三国志完結記念セット(全14巻)

文庫版三国志完結記念セット(全14巻)

無駄に熱くて無駄に男くさいぜ!ある種のキャラ小説だけど、エピソードの取り方なのか、事柄の時系列がわりとすっきり見えて実は入門編としてよいような気がしている。けど無駄に熱いよ!こんな男ばっかじゃねーだろ絶対。
三国志〈第1巻〉 (文春文庫)

三国志〈第1巻〉 (文春文庫)

最近思うに、この人は頑張って事実らしいことを拾って書こうとして小説より奇な事実すら書けないのではないか。でもなるほどそういうこともあるのか、みたいな新たな視点で面白い。
泣き虫弱虫諸葛孔明

泣き虫弱虫諸葛孔明

泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部

泣き虫弱虫 諸葛孔明 第弐部

うへへへへ。こんなおかしい世界なわけないよなwでもどうにもそれっぽくて笑ってしまう。事実関係についてはしっかり脱線しないで書いているのはさすが。早く続きが読みたいです