学力が低下したのかな?それとも

ゆとりゆとりというけれど、できる人は僕たちの世代と比べても普通に出来るよね、と思います。何が違うのかって、底辺のほうを底上げするのが違うのかもしれないけど、僕たちの世代の底辺だってガチで放置されていたような気がするよ。無駄に努力しません、という宣言なのかもしれないね。

最近の技術系新入社員の基礎学力の低下に関する話題の中で,「半数が三角錐の体積を計算できない」と聞いたからである。
(中略)
調べていくと,技術系新入社員の学力を数年にわたって定量化し,把握している企業が複数あった。毎年同じ問題でテストを実施し,その点数の推移を調べていたのだ。結果は,見事に,いや,残念ながら右下がり。学力低下は高校生以下にも見られ,ある予備校では過去10年同じ学力テストを生徒に行わせてデータを取ったところ,平均点が毎年1点下がり,10年で10点下がったという。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20090529/171002/

平均点ってのはさ、100人のうちトップ20人しか予備校のテストを受験していなかった時代が100人受ける時代になったらそれは下がると思うんだよね。そのへん、どういう話なんだろうか。
それにしても、昔は理系に行く人ってそれなりに出来る人、という印象があったけど、今は大学入ってから中学レベルの数学を教えるみたいな学校もあって、まさに全入時代の象徴だな、と思ったんだよね。今までだったら「理系の大学出身です!」というとなんらかの保証があるように感じたものだけど、もうそんなの全然関係ない。
ましてや日本の成長期を支えた技術者たちが、大して厚遇されるわけでもなく会社に尽くす現実を見てしまった世代の人たちはちょっと優秀な頭をもっていたら文系に行きたがるよね。理系はちゃんとわかった上でやりたくて行っている人と、理系のほうが就職楽だから理系、みたいな人にわかれちゃって、優秀な人はいい会社にとられちゃうしさ、ダメ理系にうんざりする機会は増えているのだと思う。
学力の低下、なんて単純化して考えると技術系で売っている会社の未来は暗いかも。