情報分析能力がないのは日本の陸軍の伝統?

幻影随想さんのところの記事を見てひっくり返る。

今日は先日予告した、SPA!のトンデモ記事と池田整治一等陸佐のデタラメ主張を切るエントリだ。

幻影随想: SPA!のトンデモ記事および池田一等陸佐の免疫学に対する無知を切る

現役の一等陸佐陰謀論を声高に主張している事実にも驚いたけど、一番キタのはここ。

続く部分はもっと頭が痛くなる。

今回のH1N1型は1918年に6億人の患者と数千万人の死者を出し、'76年にも大流行したスペイン風邪と同じもの。'18年といえば第一次大戦。兵士は戦場に赴く前に破傷風などのワクチンを打つのですが、これを拒否した人は死んでいないという追跡データがあります。

破傷風ワクチン(トキソイド)が開発されたのは1927年で、実用化されたのは1930年代以降だ。
存在しないものを打ちようがあるか、この知ったかぶりめ。

幻影随想: SPA!のトンデモ記事および池田一等陸佐の免疫学に対する無知を切る

少なくとも、この類のものは調べればわかるんだよね。軍隊たるもの、嘘の情報に踊らされて動くようではどうにもなりません。こういう人がいるから二虎共食の計とかが成功するんだよなwww
医学的な見地から正しいことを言えないのは仕方がない。もちろん、自分の専門でないものに関して、信頼のおける情報源を確保するのも仕事であり、結果として騙されちゃうことはあってもちょっと調べれば信頼のおけるものではないだろうトンデモ主張を信じちゃうってのは真実を見抜く力にかけるというかなんというか。
そしてとどめはホメオパシー

どんなに精度の高い情報を収集し、高いセキュリティーを誇っても、分析する人たちがこのような頭を持っているとまったく意味がない。もっとも、こちらも陰謀論的に考えてみれば、この人は「自衛隊ってたいしたことねーな」と誤認させるためのデコイなのかもしれないけどな。