秋葉原探訪記 20110827

久々に用事があって秋葉原に。ここ2〜3年でなんどか仕事がらみで行ったことはあるけど休日にいくのは久々。せっかくなんでうろちょろしてみる。

僕がメインで秋葉原を彷徨いていたのは1990年代も終わりの頃。秋葉原が電気街からパソコン街へ変貌しつつあるころ。その頃から比較するとパソコン街という印象もだいぶ薄れた感じだ。TーZONEはなくなり、ある意味象徴だったLaoxもない。ソフマップは縮小しているし、ツクモは一度倒産したからか店舗はあるけど昔の活気はない。
ぶっちゃけ、パソコンなんてもはや特別なツールではないから、秋葉原のアイコンとして必要とされてないのかもしれない。

ヤマギワの跡地にでかいビルが。新しいビルがだいぶ増えてるし、空き地で建設予定のものもたくさん。雑居ビルには空きがぽつぽつ。大抵のこまこましたものが通販で手には入る今、レアものの小売りって苦しいのかな。買わなくても眺める楽しさがここにはあるんだけれどもね。学生のころはよくPCパーツを眺めては最強の自作PCを夢想したものだ。

女性が多いのである。昔秋葉原の路上にいた女性なんてキャンペーンガールかマハーポーシャの呼び込み(声がかすれて可哀相なのである)くらいのものだったけど、街にはメイドの格好をした女性が闊歩し、客としての女性も多くいる。秋葉原オタク解放区は男女差別をしない。しかしメイドさんたちは一様に化粧のノリが悪く見えるのはなぜだろう。

新品ゲーム屋が減ったように見える。中古も。リバティなんてどこ行ったんだ。同人屋が増えた気がする。同人誌や同人ゲームが普通に商売として成り立つのはなんか違和感があるけど。ゲームからアニメ全般にシフトしているのかな?まんだらけが出来てたけどボークスまであるのね。そういえば吉祥寺で一度だけ行ったことがある。そんとき立ち寄った吉祥寺のアンナミラーズはこないだ通りかかったときにはなかった。

食い物屋が増えた。秋葉原は食べるところに困る町で、じゃんがらに大行列ができ、たまにラホールに行き、ネタでサンボに入り、たまにジローにいき、普段は牛丼太郎で済ます、そんな町だったはず(偏見)。オフィスビルがこれだけ立つと採算性も変わってくるのだろう。パーツ屋だったそこかしこが食い物屋になった。
新しくできた七代目けいすけというラーメン屋にいく。極辛BLACKつけ麺だと?辛い物好きの僕はスルー出来ない。
結論から言うと期待はずれだ。辛目にしてみたところ、切れのいい花椒の刺激的な痺れ。はて、スープの味は?なんかラー油に麺をつけて食っているみたいだった…。辛いってのは味じゃないんだよ。けいすけって二代目しか言ったことなかったけど他もコンセプト倒れだったりするのだろうか。

ともあれ、秋月電子千石電商の健在っぷりに少しほっとしながら、秋葉原を去ったのであった。