女子の一般職への回帰は可能なのだろうか

雇用機会均等法で女子の就職の間口がせっかく広がったのに、なんで今更一般職へ回帰しているの、と思う人っているんじゃないかと思う。

意地悪を承知で、彼女にこう聞いてみた。25歳のときに、専業主婦の妻を養い、子ども2人を私立に行かせられるだけの甲斐性ある男性と結婚できる自信はあるの? そんな男性がいまやどれほど希少か、賢いあなたならわかるよね――。彼女は少しうつむいてこう答えた。「たしかに今、母のように専業主婦したいというのは贅沢ですよね。私、甘いかもしれません。だけど、せっかく女に生まれたのだから、そういう人生も夢見てみたいんです

働き方・就活ニュース:朝日新聞デジタル

甲斐性のある男性の人数が減っているのが女子の就職のせいだ、なんて言うつもりもないけれども、人生のデザインが共稼ぎ前提になってしまっている部分はあると思うんだ。
でもさあ…

「規制が強化され派遣社員を使いにくくなった。ならば帰属意識の高い正社員の一般職を採用しよう、と思っているはずです」
 ある大手金融の人事担当者は、本誌の取材にこうもらした。「家族を養うどころか、一人暮らしする賃金だって払えない。全員に定年まで働き続けてもらおうとは思っていません」

働き方・就活ニュース:朝日新聞デジタル

こんな状況なわけで。なんだろうねこれは。分けるだけのパイが少なくなってきたことを敏感に感じて、お互い妥協しようぜ的な部分で一般職、なんだろうか。どういう家庭モデルを意識して日本の未来がデザインされているのか、さっぱりわからないよなあ。