やっぱりお手軽にブクマを集めるには逆張りネガコメ狙いに限るぜ!

ということを意識して書いたわけではないのだけど。

どうも不思議なのはこういう同調圧力対反同調圧力同調圧力的な構図ができること。そういう時って、大体前提を確認してなかったり、前提が成り立たないと仮定して批判することが多いよね。
場の空気のことを同調圧力と呼ぶのは簡単だけど、実際に起きていることはそんな簡単でもないんだと思うんだよね。

逆張り的に書いていると、「あーこっちの世界に正義はないなー」って思っちゃうことがよくあるんだけど、じゃあ、大勢を占める意見がやっぱり正しいなって感じるかというと、意外とそうでもなかったりする。

事実の検証(例えば科学とニセ科学)や、原則論の提示(法の理念とか)であれば、そのいうギャップが起きづらいのは、ある程度までは正しいと言い張れることが保証されている。一方で、倫理の問題であったり、価値観の問題においては、視点を変えることで見えるものが違ってきたりする。そこで正しいとされることは、別の角度から見ると正反対の価値観の押し付けだったりして。じゃあ、価値観ってどっちが正しいのよ、となるとはてさて。

例えば、家庭より仕事が大事、という人を「家庭を持つ資格なんてない」って非難するのは簡単だけど、その家族がその価値観を受け入れてサポートしているとしたらどうだろう。プロスポーツ選手だったら子供は遊んでもらえなくて寂しいのを我慢する代わりに、別の大事なものを背中から得ているかも知れない。
見てきたように批判できるのはウェブ住人の特権みたいなもので、その特権を行使し過ぎることで本当に起きている大事な事を見逃すのもつまらない。

まあ、今回の無欠席の件がそうだというつもりはないけどね。