批判するレッテルの貼り方を間違うこと

「在日認定」とどう対峙するか。 - Togetter
ずっと前から思っているのだけど、「在日」というレッテルによって批判が可能な部分って、ほぼないよね。
それに限らずの話だけど、およそその形質ではなく所属を元に批判が発生する場合、所属していることによって無条件にステークホルダーになっていることがまず必要条件であり、それでも、その利益を受けていない、受けようとしていない場合があるから十分条件にはなり得ない。ただ、資格があるから一緒くたに批判されることはある。その場合、本来批判される対象よりも広いレッテル貼りをしていることになる。
もともと批判されるべき形質を集めてカテゴライズした言葉、たとえばネトウヨとか御用学者とか、そう言ったものはそのレッテルを貼られることを拒否することが可能(相手が引き下がるかどうかは別として)であるから、まだよい。そうでなく、批判の内容と貼られたラベルの属性が関係ない場合、「そうですが何か?」くらいしか言えることがない。相手はほらみろやっぱり!って喜ぶかもしれないけど、それには何の意味も持たない。
間尺に合わないレッテル貼りを行うのは分析力、汎化力の欠如を表している。ステレオタイプな批判を行うにしても、範囲が正当化どうかは意識していたいものだね。