大抵の場合、悪いのは仕組みではなく人

相変わらずご立派なお言葉ですね。
その義憤を「裁き」ではなく「問題解決」に向かわせる
まあ、ネットで悪人を叩くってのはまずまず私刑に類するものではあります。でも、根拠ない個人攻撃ならともかく、暴言を吐いて大変な目に合うのは当然なんじゃないかな。
よくないと思うのは、きちんとした事実に基づかないでなされることですね。単に悪いことをしたら叩かれると言うのは、そもそもの社会においての正義の機能ですからね。
仕組みを改善してこそとおっしゃいますが、仕組みをどんなにうまく作ったところで悪い人間が悪くなくなるわけじゃないですから。問題解決というのが常に仕組みに向かうわけないじゃないですか。システム屋やっててすら「あ、あのユーザー部のボスが退職してから急にまともな提案が通るようになった」ってことを感じちゃうくらいで。
仕組みが悪いのは大抵の場合そこにいる人間が悪さをした結果その仕組みになってるんですよ。だから仕組みにアプローチするだけでは提案蹴られて終わっちゃったりするんだよね。その悪さってのは不正から職務怠慢までいろいろ。ボスの意向が間違ってるみたいなものも。
だから、仕組みのアプローチは人へのアプローチと両輪でやらなければならない。そもそもイケダ氏の批判だって仕組みじゃなく人に対してでしょ。本当に仕組みだけにアプローチするなら個人攻撃ができないウェブでも黙って作ってなさいよと。
世の中に提言しかできない立場の人が他人の弁を借りて自分はさも他人を攻撃しないような体で他人を批判する様はいささか滑稽です。
まあ、批判したところで悪人が簡単に改心するわけではないので、悪を栄えさせない仕組みは常に模索して行きたいものではあります。