科学記者ってどういう風に採用されるんだろうか

もう話題になりまくってるけど、こういう自虐風記事を新人に書かせる新聞社っていう風土自体がよろしくない気がするんだよね。

普通の人に伝わるよう、普通の人が感じる疑問を専門家に質問し、普通の言葉で文章にしていくのが記者の仕事だという意味。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121030/wlf12103009110001-n1.htm

そりゃそのとおり。とても正しいです。
しかしね。

先のマスコミに関する講義で、学生が「記者になるにはどんな専門知識が必要か」と、講師の新聞記者に質問していたのを思い出した。「(記者は)凡人のプロだから専門知識はいらない。わかりやすい記事を書くために凡人こそ記者になればいい」。記者のその回答に納得したものだが…。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121030/wlf12103009110001-n2.htm

という回答をしてしまう記者は問題だよね。専門知識は「要らない」ではないでしょ。もちろん、全てはカバーできないけれども、知っておくことに越したことはないし、積み上がって行ったら結果的には普通の専門バカ科学者よりも広範な専門知識(深くはないにしても)を得ることによって、専門的知見に対する正しい感覚が養われるわけで。うん、なんかこの言葉知ってませんか?「SEになるために勉強することはなにかありますか?」「みんな0スタートだから大丈夫ですよ!」もちろん、クズSEが量産されてますねwww大手新聞社のレベルってブラックIT企業並wwww

いまはさ、IT業界だって無闇矢鱈に人を集める時代は終わってだんだんソフトウェア工学の重要性とか統計学とかそういう分野をきちんと学んだ人材が求められていたりとかするわけですよ。
新聞社という世の中を代表する1業種において、もはや最重要領域の問題といえる科学記事を書くために採用されるのが

淡々と専門用語を使って説明する吉岡助教。単語の意味が分からず、言葉というより機関銃の弾のようにも感じた。私大文系卒の私にはほとんど理解不能の世界だった。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121030/wlf12103009110001-n2.htm

というレベルの人材?
まず根本的なところから見なおそうよ。