「古いブラウザ問題」の本質は「古いPC問題」

なんか、古いIEIE9かのように振舞わせることができるjsが話題になっているらしい。でも、古いブラウザ問題の本質はそれでは解消しない。
かつて、世の中のいわゆる端末システムがホストの世界を脱してダウンサイジングに向かう中で、PC処理能力にある程度依存したクライアント・サーバーシステムに移行した。その時問題になったのはやっぱり端末の寿命や日々高度化されるシステムへの追従能力。
WEBが登場して、またサーバー側の処理能力が飛躍的に上がることで必然的にシステムの高コスト化の原因となった端末コスト削減のためにWEBシステム化が進むのは当時としては必然だった。だから、その当時の端末は「ブラウザが動いてexcelが使えればいいよ」というものが大半。そういうマシンではメモリ1Gくらい積んであったとしても最近のクライアントサイドの処理能力に依存したページを開くことすら困難。
今だって「WEBブラウザ動けば十分」ではあるんだけど、同じコストでも全然早いからなあ。