プロが少なすぎるIT業界は崩壊したほうがみんなのため

ここ最近の僕の惨状には色々原因があるものの、観察していてわかることは、プロが少なすぎるってこと。事務員かよお前ら。
何年もこの業界にいたらそれだけでもそれなりに単価が上がるものですが、スキルというものが非常に局所化していて、本当に必要なスキルである、抽象化能力とか、業務の本質を抽出する力がない人が目立っています。もちろん、完全に専門性によって身を立てている人もいますが、そういう人はスキルアンマッチで採用しなくて済むわけです。単に世界が違うだけ。

そりゃあね、業界全体としても一時のバブル的な高単価低効率の仕事が次第に低単価高効率にシフトしてしまっている状況ですよ。それによって単価が下がっている現状は本来であれば首肯し得ない。効率が上がったら単価は上がるべきだ(要はトータスコストとして費用削減できていれば問題あるまい)。多少効率悪くても大量に人を投入することでそれなりの利益を得る、という仕組みの業界において、人も単価も減らすとろくでもない人間しか集まらない。本当にコストを削減したかったら、人を減らして単価を上げるのが正解だと思う。そして、その単価に本当に見合う人以外は業界から切り捨てるべき。

難しい客だからといって客の要求を唯々諾々と呑んでしまってとってもじゃないけどそのコストでは実現不可能なスペックが出来上がったりとか、開発に入ろうという週に言語のお勉強をしていたりとか(すぐ飲み込めるならともかく)、まあそんな話は軽いもので。

確かに、人員の数が大事な部分の仕事はある。あるけど、それですらもう少しプロの仕事にしていく(本当に力作業は事務のバイトを雇うでもいい)必要があるし、そうならないと、こんなめんどくさい仕事やってられないよ。