ブルジョアジーな市長にはわからないかもしれないお金の大切さ

ワンセンテンスに矛盾の限りを詰め込む芸を披露する人が最近多すぎる気がしてなりません。

蓬莱市長は同日、陰山茂・市教育長と話し、感謝状を出さない方針を確認した。蓬莱市長は「60歳以上の雇用が大変厳しい時代に、退職金が70万〜80万円少ないことだけで職責を放り投げている。そのうえ、市で再任用してくれ、では筋が通らない」と説明。ただ、今年度末まで働くと退職手当が減る仕組みを疑問視する声もある。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20130125-OYT8T00014.htm

60歳以上の雇用が大変厳しい時代だから、70万〜80万も退職金が少ないことは「だけ」では済まない問題だ。
昨日から断続的にこの手の話が続いているけれども、本来労働者はいつ辞めたって問題ないのになぜ「職責」だとか「矜持」だとかそういう言葉が続くんだろうか。そんなに高給取りだったわけ?
職責を全うさせる組織運営をするのが組織の長の役割だとしたら、完全に失敗しているわけじゃん。「だけ」ならケチるなと言いたい。

こいつらみんなの本音を言ってやろうか?「俺の考えた歳出削減策を無にしやがってお前らふざけんな!」って言いたいんだろ?そりゃ悔しいよな。でも八つ当たりだよね完全に。「みんなたかが70万くらいの金で責任放棄しないだろう」って?70万って70万なんだよ!

2011年の記事にこうある。

蓬莱務市長はいう。

「どうやって職員を味方にして、公僕たる使命感をもってもらうか。ただでさえ公務員はバッシングされている。公務員制度改革は10年以上も成果が出ていません。給与カットのような『政治ショー』を続けても、市民は『またか』と思うだけ。マスコミの責任も重いと思いますよ」

給与カットは無意味 役人の意欲引き出せ | プレジデントオンライン

おめーそんな偉そうなこといって退職金カットのような政治ショーしかけて失敗てんじゃねーかよ!