趣味に打ち込む人生の話

プロ予備軍の巣窟たるジャンルのサークル生活なんてのを体験してしまうと、ハイアマチュアという名の実力プロ以上アマチュアに出会うことは多くて、その人達は音楽活動は続けているけどあくまで趣味の範囲でやっている。理由はいろいろあるけど、やっぱり「趣味は趣味で楽しみたい」というところだろう。もっとも、プロになるとまた違った世界が見えていて、もっというとプロにも色々いるってことが話を複雑にしている。つまり、生活プロと芸術プロみたいな。生活プロは必ずしもそういったハイアマチュアより楽器が上手いわけじゃなかったりもする。じゃあなんでプロをやっているかというと、それを仕事にしたいからという面が大きいだろう。それより上手い人がプロにならない理由の一つは、好きな事をやりたいから。生活プロになってしまうと、必ずしも好きというだけでは仕事にならない。

このまま趣味を続けてどうなるんだろう。
演奏が楽しい、アニメやゲーム音楽を弾くのが好きだ。同じ趣味を持っている人を見つけたい、どうせ演奏したなら聞いてほしい、訊かれてないけど話したいことがあるからブログやる。
その先に何があって、どうなるっていうんだろう。
確かに見えない。

プロになるわけでもないのに何で趣味に打ち込んでるの?

見えなくていいんじゃないかな。プロを選ばなかったというのは、その世界で積極的に何か歴史に残ることをしようとしない選択をしたってこと。でも純粋に楽しむことは自由だし、機会があったら名を上げることだってできるかもしれない。
多分、文句を言う人は、その選択をしなかった癖に名を上げるような行動をちょっとでもしている人を苦々しく思っているんだろう。でも、所詮そういう活動レベルで残される名は意味があるものではない(素人がテレビ番組に出てちょっと有名になっちゃう程度のイメージ)。それに嫉妬しているようではその人は大成しようがないのではないかな。