多発する「老朽化問題」にどう向き合うか

JR北海道のあれとかもそうだけど、衰退していく地方におけるインフラ整備の費用対効果の問題ってのはこれから沢山出てくると思う。道路は荒れるし草木はやたらに生い茂り廃屋が朽ちるに任せている、という風景なんてのはたくさん目につくようになっている。かといってそれをなんとかすることにかけられるコストがあるわけじゃない。

維持できないものは上手く捨てないといけないんだけど、いろんな事情で先送りされてきた結果、捨てるにもコストがかかる状態になってしまったものが沢山ある。

「どうせXXするんならあのときXXしておけばよかった」っていう後悔はあるだろうけど、決断を迫られたときはまだ復活の期待を持っていただろうし、代替手段がちゃんと機能するとは思っていなかったことが多いよね。今だからこそ、なくしてもよいと言える。

まだ経済が回っているうちに上手く捨てないと、コストを喰うお化けとなってしまうかもしれない。