思考停止キーワード:「〜だって(同じようなことを)[やって|言って]いるじゃないか」

一度ならず「よそはよそ、うちはうち」と言われて親を恨んだ覚えがある人は多いだろう。年を取るにつれ拠所ない事情が存在することに気付くものではあるが。
さて、議論をする際には絶対的判断を行うのか、その相対的な位置を踏まえた上での判断を行うのかによっていろいろ違ってくるのだが、このワードは大体においてその絶対的判断の元での議論の際に説得材料が尽き、劣勢になる側が繰り出す最終手段である。もはやこの後議論するつもりがない場合が多い。「親は関係ないだろう、親は」((c)原哲夫)と一蹴することが出来ればよいのだが。
なお、議論のしょっぱなからこれを持ち出す相手は何を議論すべきかをわかっていないことがほとんどなので、隔離するか小一時間議論の要諦を叩き込んでから会話に参加させるべきである。
もちろん、これを言っていいタイプの議論もたくさんあるので混同しないように注意。