自らの信念のみにより何かを動かしたい人はブログを書くべきではない

忘れない為のアイディアノート。内容は練れてません適当です。
何かを提言するだけの人はバランスよく人の意見を聞かなければならないと思う。自分はこう思う、しかし、こういう考え方もある。どちらも間違ってないし、いいところを取り入れて、こういう風になっていったらよいね、というように。そういう人が、自分の考えを練り上げる過程で例えばブログで発信するような、反論を受け付けます。議論をします。悪いところがあれば直しますし、他の良いところは取り入れます、というような行動を取るのは非常に納得感がある。
しかし、本気で何かを動かしたいと思っている人が取るべき戦略はそうではないのではないか。
自らの信念のもと、強引に実行に移し、既成事実を作ってしまうか、あるいは、反論の必要を認めず、人を洗脳するかのように自らの考えを広めることが最適だろう。そして、それを行う場としてブログは全く相応しくない。
言論人としてブログを書くという行為は、その言が議論可能な提言と受け取られることは自然なことであり、数少ない成功例*1を除いては、その提言そのものが人を動かすことはないから、現実世界の動きには繋がり難い。
だから、既に現実世界を動かす部分と接点を持っている人が、あえてブログで発信したほうが面白い、という考え方によって、ブログを書いてもらう方向に誘導したい場合に、愚にもつかない反論や罵倒の存在があるから難しい、と結論付けるのはそもそもの前提がおかしいように思える。
結局、ブログも一つのメディアとして向き不向きがあるということだから、向かない人のために何かを変えるという考え方には賛同できない。

*1:批判はあれど梅田さんなんかそうだよね。こっち側の人ってのも大きいかもしれないけど