9.11

最上階にのぼったときに思ったのは、お年頃の若者なら誰でも感じること。「人がゴミのようだ〜」。否、ゴミほどでもなかった。
だから、世界は一つのキーワードで壊すことができるんだ。憎悪は人間に付けられた自爆装置なのだろうか。欲望とも違う、生きるために必要かどうかわからないもの。個体の生きる原動力にはなり得るのかもしれない。しかし、憎悪に塗れた集団はいずれ自壊する。